節電の心得 1 - エアコン編

財団法人省エネルギーセンターによれば、一般家庭で最も電気を消費する家電は、エアコン(25.2%)、冷蔵庫(16.1%)、照明器具(16.1%)、テレビ(9.9%)。この4つで、 家庭の消費電力の約70%を占めるそうです。それでは、この4つに焦点を絞れば、かなり節電に貢献できそうですね。

1. エアコン節電のコツ

上の4つのうち、電力消費ワースト1がエアコン。まずは、これを制御してみましょう。

○設定
一度温度を高く設定するだけで10%の節約が可能。夏の冷房設定温度は28度が最適といわれています。しばらくいて肌寒く感じるのならば設定温度が低すぎるということです。また、エアコンはこまめにつけたり 消したりした方が節電になるかという質問がよくありますが、答えはNO。エアコンなどモーターを使う機械は、起動電流(最初にモーターが動き始める際の電流)が一番大きく、一度涼しくなった部屋なら低回転 の運転ですみます。ですから、部屋が暑くなって急激に冷やすという行為を繰り返すのは、起動電流に高回転を繰り返すことになるので、不経済です。それよりも、設定温度を28度と高めにした方が節電になります。冬なら、反対にちょっと厚着をして、少し低め(18-20度)に設定したらいいですね。とはいえ、もちろん、部屋を15分以上留守にするのならば、エアコンの点けっぱなしは電力の無駄な消費です。部屋を出る時にきちんと消しましょう。

○風向きと風量
冷たい空気は下におりてくる傾向があるため、風向きは水平に設置。反対に冬ならば、暑い空気は上昇するので、風向きは下向きです。風量は、自動が一番効果的です。また、エアコンに比べ電力消費量が極端に少ない扇風機で空気を動かしてやると、冷気や熱気が一箇所に片寄らず効果的です。

○フィルター
エアコンのフィルターが汚れていたり詰まっていると、効率がダウンします。2週間に一度、歯ブラシでこすりながら掃除機をかけてやるときれいになります。

○部屋
当然のことですが、まず、エアコンの送風口の傍に遮断物となる家具や置物、洗濯物を置かないようにしましょう。夏の場合、日中、窓から入る熱気をさえぎってくれるカーテンやブラインドをつけると、少し薄暗くなっても、冷房の効果はかなり違います。陽の強い南欧のスペインやイタリアなどでは、真夏の日中は、ブラインドを下ろしたまま薄暗い中で暮らすのが一般なぐらいです。また、外出から戻ったら、先ず一度窓を開けて部屋に溜まった熱気を換気してから エアコンをつけると、その後冷え方が早いです。

○室外機
室外機は、冷却の役目を担っているため、直射日光が当たると、その効率が悪くなります。放熱が悪くなるのでカバーしてはいけませんが、日よけを作るなり、板を上に乗せたりして、直射日光を防ぎましょう。